それぞれのパートの役割
バンドには複数の楽器があります。
それぞれの役割っていうのはなんでしょうか?
それぞれの役割をちゃんと意識しているか否かで演奏自体にも大きな違いが出ます。
一度しっかり意識しときましょう。
○ボーカル
いわずとも知れたバンドの顔ですね。
歌詞を通してお客さんに直接感情を伝える役で、中心になってお客さんを盛り上げることもするとても重要なポジションです。
ボーカルがおどおどしていたり、棒読みで感情もなくカラオケのごとく歌っているバンドほどみじめなものはありません。
お客さんに直接メッセージを伝える非常に大切なパートです
ボーカル自体が曲の持つメッセージを理解していないとバックがどんなに優秀でも意味がありません。
またバンド演奏の方向性を作るパートですが、最近はカラオケと勘違いしているボーカルが多いのも事実です(ただ歌っているだけ)
○ドラム
リズム楽器で曲全体の根底を作るまさにバンド内の指揮者のようなものです。
たまに「他の楽器がいないと、どこ演奏しているか分からない」っというドラムがいますが、その時点でドラムは失格かと・・・
曲の基本を作成するパートですので、バンド内の誰よりも曲の構成を熟知していなくてはいけないです。
○ベース
こちらも基本的にはドラムと同じくリズム楽器
ただドラムよりも伝わりやすい形としてリズム(というか曲自体)の強弱をつくり、曲の雰囲気自体を作る非常に重要な役どころとなってます。
またバンド内ではリズム楽器と上物楽器の橋渡し役、それにコードを伝えるという非常に大きな使命を担っています。
ベースがコードを理解しているかしていないかで、オリジナル等の場合、深みが全然変わってきます。
ちなみにこれ程重要なパートにも関わらず初心者のメンバーからは軽視されがちという悲しい役どころ
○ギター&キーボード
こちらは上物楽器です。
基本的にはコードを伝えるのが勤めだったり、曲の持つイメージをより伝わりやすい形に装飾するというのが主な仕事です。
時にはソロという形を通してメッセージを直接伝えたりもします。
基本的には脇役、そして時々主役という役どころ
とりあえずざっと書きましたが、以上のような感じでしょうか?
バンド演奏としては
1、曲の感情を作り
2、ドラムは土台を作る
3、ベースはドラムが作った土台をより伝わりやすい形に発展する。
4、ギターやキーボードは、ドラムやベースが作った根本に肉付けをして、より分かりやすい形にしボーカルに返す
5、そして、ボーカルが客にメッセージを伝えるという感じでしょうか?
ややこしいですね・・・、まぁなんとなくでいいので大体そんな感じだよって形で理解しておいて下さい。
次は上の役割を元にして音量バランスの決め方を考えてみます。