バンドの音量バランス
バンドの音量バランスの決め方・・・、難しいですね
よく聞く苦情が、ギターがでかいとか、ボーカルが聞こえないとか、そもそも何やってるか分かんないとかです。
まぁそもそも何やってるか分かんないというのは論外だとして、ギターがでかいとか、ボーカルが聞こえないというのは非常に問題ですね。
さてここで考えてみたいのが、皆さんはどのような順番で音量調整をされているでしょうか?
よく基本として言われるのは「生楽器であるドラムに合わせる」ですね。
さて、ドラムの次には何を合わせます?
おそらくギターがでかい、ボーカルが聞こえないというバンドの場合は以下のような順番で音量調整を行っていると思います。
ドラム → ベース → ギターorキーボード → ボーカル
基本として語られている以上のような順番ですが、音作り自体が下手なバンドの場合は以上のような順番で音量バランスを決めていくと、一発で音量バランスの悪いバンドが完成すると思います。
みんな自分の聞こえやすいように音量を調整していきますからね。
ですので、ちょっと順番を変えて以下のような順番で音量バランスを決めてみましょう
ドラム → ボーカル → ベース → ギターorキーボードって順番です。
いかがでしょうか?
全員が音を出している状態でボーカルはクリアに聞こえているでしょうか?
もしもボーカルがクリアに聞こえているのであれば、バンドとしての音量バランスに関しては大体OKだと思います。
おらくギター等に関しては物足りないと思う人もいるかも知れないですが・・・
ただ勘違いをしないで欲しいのは、パートの役割の所にも書きましたがバンドの主役でありメッセージを直に伝えるのはボーカルです、そのボーカル自体が聞こえないというのはバンドとして基本が崩壊しています。
ギター等は基本的には脇役ですし音量を出していいのは主役になるソロの時だけです。普通のバッキング時にはボーカルの邪魔になる程の音量は必要ないのです。
もし物足りないと思うのであれば、ボリュームをあげるのではなく音作りという観点から見直しましょう。
小さい音でも素晴らしい音を出すギタリスト、ベーシストは山程います。
ちなみにギターの下手さ加減をボリュームという武器で隠すギタリストもいます、運指がスムーズにいくよう個人練習をがんばりましょう。
ただ、あまりにもボーカルが小さい場合はボーカルに声量を上げるようがんばってもらって下さいね。(後、ドラムが常にフルパワーで叩いている場合も要注意)